人類は20世紀において、2度におよぶ世界大戦を経験し、幾千万もの命を失いました。しかし、地域紛争は今なお絶えることなく、多くの人々が生存の危機にさらされています。また飢えや貧困、人権抑圧や環境破壊など、人類が共同して解決すべき問題も、多様な形で浮上してきています。人間の可能性が豊かに花開く平和な社会の実現に向けて努力することが求められています。立命館大学国際平和ミュージアムは、平和創造の面において大学が果たすべき社会的責任を自覚し、平和創造の主体者を育むために設立されました。
施設 | アカデメイア立命21 常設展示室1200.11m² ホール317.65m² 収蔵庫116.82m² 作業室175.78m² 国際平和メディア資料室244.89m² |
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沿革 | 1992年5月19日開館。立命館大学の「平和と民主主義」の教学理念を具体化する教育・研究機関として、また社会に開かれ、発信する社会開放施設として開設された。2005年4月9日リニューアル・オープンし、新たに「平和をもとめて」をテーマに第2展示室を設け、国際平和メディア資料室を新設。 |
収蔵品・展示内容 | 常設展示は、テーマ1.一五年戦争、テーマ2.現代の戦争、テーマ3.平和をもとめて、の3つのテーマで構成され、実物資料650点、写真資料550点を展示。映像資料、戦時中の町屋の復元、シアターなども設置。ひろく戦争と平和に関する資料を収集。現在収蔵資料約40000点。2005年2月1日博物館相当施設指定。 |
事業 | 特別展、シンポジウム・講演会などを開催。常設展詳細解説、紀要刊行。資料目録第一集、第二集を冊子とCD-ROMで作成、HPで検索可能なデータベースを公開。ミュージアムグッズも販売。 |
備考 | 周辺には、平野神社、北野天満宮、金閣寺、等持院、竜安寺、仁和寺等観光名勝が多数ある。 |