戦時中、銃後(直接戦闘には加わらない)の人々が兵士へ送った「慰問袋」(とその中身)を通して、戦争の実態や当時の社会の様子を知り、平和の大切さについて考えることを目的とします。
慰問袋、皇軍慰問将棋、皇軍慰問裁縫セット、傷薬、慰問文、慰問文の書き方などの歴史資料の複製と資料解説カードなどが入っています。
※授業案つき。
京都府立網野高等学校図書館
利用キット | 一五年戦争(慰問袋)キット |
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申請者(代表者) | 学校図書館司書 |
利用日 | 2013年7月5日~19日 |
利用科目 | 図書館展示「戦争」を読む |
利用対象 |
在校生 |
利用目的 (学習目標) |
高校生が少しでも「戦争」に関して理解を深め、自分自身の問題として考えられるよう、その一助けとしてキットを利用。 |
利用者の声 |
本だけを展示するよりも、(キットを利用することで)生徒の興味関心をひくことができた。特に慰問文のレプリカが良かった。 |
(生徒の感想と展示の様子を紹介しています。)
京都府立加悦谷高等学校
利用キット | 一五年戦争(慰問袋)キット |
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申請者(代表者) | 学校教員(社会科担当) |
利用日 | 2013年9月24日、30日 |
利用科目 | 現代社会(平和学習) |
利用対象 |
高校1年 全4クラス |
利用目的 (学習目標) |
平和主義の確立について、日本の戦争体験を伝えるにあたって、キットを利用。戦争体験を身近なものとする。 |
(提供いただいた報告書を掲載しています)
京都市立修学院小学校
利用キット | 一五年戦争(慰問袋)キット |
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授業担当 | 学校教員 |
利用日 | 2013年8月23日~9月10日 |
利用科目 | 総合(1時間) |
利用対象 |
小学校6年 |
利用目的 (学習目標) |
実物があったことで、児童が興味を持ちやすかった。A1サイズの慰問文を拡大したもの等も使いやすく、授業案もよく考えられていて、当時の学校教育と今を比べて戦争について考えることができた。ワークシートも授業案も付属資料の大きな流れを参考に作成したので、大変参考になった。 |
(ワークシートを掲載しています)
南足柄市立足柄台中学校(神奈川県)
利用キット | 一五年戦争(慰問袋)キット |
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授業担当 | 学校教員(学級担任) |
利用日 | 2014年4月(1時間) |
利用科目 | 総合 |
利用対象 |
3年 |
利用目的 (学習目標) |
戦時中、銃後の人々が兵士へ送った「慰問袋」と、その中身を通して、戦争の実態や当時の社会の様子を知り、平和の大切さについて考える。キットに入れられた歴史資料の複製や慰問文の解説等を実際に目にし、触れることで、当時の生活を想像する。 |
(提供いただいた学級通信を掲載しています。)
足柄台中学校3年生の皆さんは、2014年5月14(水)~16日(金)の3日間修学旅行の中で、平和ミュージアムの見学を取り入れていただきました。
そして、実際の見学をより有意義なものにするための事前学習として、4月中旬から下旬にかけてこれら教材キットとパネルを使って「平和」について学びを深められました。
5月16日(金)見学日に、先生に少しお話を聞くことができました。教材キット・パネルを利用いただいた理由は、今回の修学旅行の目的の中に、平和学習を盛り込み、「事前学習を通して自分の学習の課題を見つけること」を掲げた取組みだったとのこと。
授業中キットを前にした生徒は自分たちと同じ「子ども」に関係のあるテーマに興味をひかれていた様子だったと伺いました。
事前学習で、生徒一人ひとりが過去の戦争や、現在の世界の現状と向き合い、その中にいる自分たちを見つめた時間を過ごした上でのミュージアム見学は、実り多いものになったのではないでしょうか。
事前学習の様子は、先生方手作りの学級通信に見られます。是非そちらもご覧ください。
板橋区立板橋第十小学校(東京都)
利用キット | 一五年戦争(慰問袋)キット |
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授業担当 | 学校教員(学級担任) |
利用日 | 2015年10月9日~23日 |
利用科目 | 社会科(1時間) |
利用対象 |
小学校6年(2クラス) |
利用目的 (学習目標) |
日中戦争、太平洋戦争、そのころの国民生活などを地図資料や統計資料、地域の方への聞き取りなどを活用しながら調べることを通して、強化された戦時体制や敗戦によって国民が大きな被害を受けたこと、戦場になった地域に大きな損害を与えたことが分かり、自分たちが戦争をどのように伝えていくか考え、表現することができるようにする。 |
(ご提供いただいた教案を公開しています。)
板橋区立板橋第十小学校6年生の皆さんには、「長く続いた戦争と人々のくらし~その時 板橋では~」という全9時間の小単元で、「戦争中の国民生活を調べ、戦争が国民生活に及ぼす影響を考える」授業(1時間)の中で一五年戦争(慰問袋)キットを使っていただきました。この小単元の中では、地域の高齢者から戦争の話を聞いたり、板橋区の学童疎開の写真を見たりすることで、自分たちの生活に引き寄せて意識させる工夫がされています。授業の最後には、戦後の板橋区の人々がどのように復興してきたのかや平和への願い、努力を知り、これからの板橋区を豊かにするには何をしたら良いか、自分たちに出来ることは何かを考えることでまとめとしていました。
亀岡市立東輝中学校(京都府)
利用キット | 一五年戦争(慰問袋)キット |
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授業担当 | 学校教員(学級担任) |
利用日 | 2016年7月5日~18日(2時間) |
利用科目 | 社会科(歴史) |
利用対象 |
3年 |
利用目的 (学習目標) |
3年生の社会科(歴史)の中で、戦時中の学校ではどのような教育が行われていたか、について学ぶ授業で利用した。 |
利用者の声 | 現物があることで、生徒にとって考えやすかった。 |
(提供いただいたワークシート、生徒の感想を掲載しています)
亀岡市立東輝中学校3年生の皆さんからの感想には、戦時中の学校で教えられていたことや子どもたちが軍需工場に動員されていたことを知って、今と比べ勉強するのが難しかったことを改めて感じている様子が多くみえました。中には、慰問文に「兵士になりたい」という文を見つけ驚く生徒もいたようです。
一五年戦争(慰問袋)キットを利用していただいたことで、少しでも当時の雰囲気を感じ取る一助となっていればと思います。教材キットには入っていない写真などの画像も活用していたようです。
生徒の感想文はPDFで掲載しております。是非そちらもご覧ください。
亀岡市立東輝中学校の先生は、教員向け見学説明会に参加されたことがきっかけで教材キットをお申し込みいただきました。説明会では、教材キットを実際に触ってじっくり見ていただくことが出来ます。例年7月、8月に開催しておりますので、見学の下見にぜひお越しください。参加方法等はHPをご確認ください。
国際平和ミュージアムの安斎育郎名誉館長によるわかりやすい解説DVDと、核兵器と原発という核エネルギーの異なる利用方法を一体に理解できるパネル6枚。さまざまな図表イラストによって、理科でも、社会科でも、エネルギーの未来を考える素材が満載です。
※授業案はついていません。
南足柄市立足柄台中学校(神奈川県)
利用キット | パネル「原子力と私たちの生活」 |
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授業担当 | 教員(理科) |
利用日 | 2014年4月(2時間) |
利用科目 | 理科 |
利用対象 |
3年 |
利用目的 (学習目標) |
『エネルギー資源の利用』 |
利用者の声 |
(実際の授業の様子画像を掲載しています。)
足柄台中学校3年生の皆さんは、2014年5月14(水)~16日(金)の3日間修学旅行の中で、平和ミュージアムの見学を取り入れていただきました。
そして、実際の見学をより有意義なものにするための事前学習として、4月中旬から下旬にかけてこれら教材キットとパネルを使って「平和」について学びを深められました。
5月16日(金)見学日に、先生に少しお話を聞くことができました。教材キット・パネルを利用いただいた理由は、今回の修学旅行の目的の中に、平和学習を盛り込み、「事前学習を通して自分の学習の課題を見つけること」を掲げた取組みだったとのこと。
授業中キットを前にした生徒は自分たちと同じ「子ども」に関係のあるテーマに興味をひかれていた様子だったと伺いました。
事前学習で、生徒一人ひとりが過去の戦争や、現在の世界の現状と向き合い、その中にいる自分たちを見つめた時間を過ごした上でのミュージアム見学は、実り多いものになったのではないでしょうか。
事前学習の様子は、先生方手作りの学級通信に見られます。是非そちらもご覧ください。