アジア太平洋戦争末期、過酷な戦火にさらされた沖縄。その10年前、沖縄には人々の平和な暮らしがありました。にぎわう那覇の市場、のどかな軌道馬車、糸満の漁師たちが暮らす一方で忍び寄る戦争の影―。朝日新聞の記者が1935年に撮影し、「海洋ニッポン」という記事に掲載した写真には、貴重な戦前の沖縄の営みが写し取られていました。約80年を経て大阪本社で見つかった277コマのネガから、人工知能(AI)技術と住民の記憶によりカラー化した写真を含む厳選した約100点の写真に、朝日新聞・沖縄タイムスの共同取材時の解説を加え、「1935年の沖縄」を描き出す写真展を開催します。
本展は、2017年に日本新聞博物館で開催された展覧会の関西巡回ですが、立命館大学国際平和ミュージアムでの開催にあたり、当館所蔵の沖縄関連資料も展示します。
沖縄戦で一変した沖縄。戦前の沖縄の生活の中にも戦争の影響がひそみ、その後の沖縄と日本全体がたどった道とを合わせて考えることで、1935年以降、現代にも繋がる沖縄をめぐる問題に迫ります。
KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭2019アソシエイテッドプログラム
会 期 | 2019年4月13日(土)~6月29日(土) |
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休館日 | 日曜日、(ただし、4月14日、5月5日は開館)、4月30日(火)、5月2日(木)、6日(月) |
時 間 | 9:30~16:30(入館は16:00まで) |
会 場 | 立命館大学国際平和ミュージアム 1階中野記念ホール |
観覧料 | 大人400円(350円)、中・高生300円(250円)、小学生200円(150円) ( )内は20名以上の団体料金 |
※立命館で学ぶ人、働く人は無料です。
主 催 | 立命館大学国際平和ミュージアム・朝日新聞社・沖縄タイムス社 |
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協 力 | 東京大学大学院情報学環・渡邉英徳研究室、KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭、フレームマン |
後 援 | 京都府、京都市、京都府教育委員会、京都市教育委員会、京都市内博物館施設連絡協議会、京都新聞、KBS京都、ABC放送 |