2011年3月の東日本大震災に起因する福島第一原子力発電所事故により、大量の放射性物質が放出されました。映像作家・加賀谷雅道氏は、2012年より事故後から汚染の可視化に取り組んできた森敏氏とともに放射線像プロジェクトを開始し、見えない汚染の実態を伝える作品を発表しています。生態系への汚染の深刻さを伝える科学と報道としての側面と汚染と向き合う現代社会を象徴する芸術としての側面を併せ持つ氏の作品は、ル・モンドなど海外の雑誌にも掲載され、アルスエレクトロニカ2017栄誉賞(2017年、オーストリア)、京都国際写真祭2017富士フイルムアワード(2017年)など、世界の芸術祭で受賞しています。
本展では、福島や関東で採取した生物や日用品などの中に存在する放射性物質をオートラジオグラフィーの手法によって可視化した作品約30点と3D映像の他、撮影に使用したサンプルや調査の様子を紹介する映像を展示します。
KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2020アソシエイテッドプログラム
【お詫びと注意喚起】
本特別展につきましては、当初の会期を 9月19日(土)~11月7日(土) でご案内しておりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から開始日を9月28日(月)に変更いたしました。
ダウンロード用PDFのチラシは、当初予定の会期が記載されていますので、お間違いのないようご注意ください。
急な日程変更で本展を楽しみにしていただいている皆様に、ご迷惑とご心配をおかけしたことをお詫び申し上げます。
会 期 | 2020年9月28日(月)~11月7日(土) |
---|---|
休館日 | 日曜日、11月4日(水) |
時 間 |
10:00 12:00 (⼊館は11:30 まで) ※消毒等の実施のため、12:00 13:00 は⼀旦退館をお願いいたします。 |
会 場 | 立命館大学国際平和ミュージアム 1階中野記念ホール |
観覧料 |
大人400円、中・高生300円、小学生200円 ※当⽇の再⼊館時の⾒学資料費はいただきません。 |
※立命館で学ぶ人、働く人は無料です。
※本展は入場制限を行っております。入館者数が制限人数を超えている場合は入場をお断り、またはロビーにて待機をお願いすることがあります。あらかじめご了承ください。
ご来館・ご見学を予定されている方はこちらをご参照ください。
主 催 | 立命館大学国際平和ミュージアム |
---|---|
協 力 | 加賀谷雅道、森敏(東京大学名誉教授)、KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭 |
後 援 | 京都府、京都市、京都府教育委員会、京都市教育委員会、京都市内博物館施設連絡協議会、KBS京都、朝日新聞社、京都新聞、毎日新聞京都支局、読売新聞社、NHK京都放送局 |
安斎育郎氏オンライン講演会「人類と放射線― ―私たちが気をつけるべきこと」 |
※新型コロナウイルス感染拡大防止に伴うイベント開催の対応について
新型コロナウイルス感染拡大防止により、今後の展示・イベント企画を急遽延期もしくは中止とさせていただく可能性がございます。詳細は随時ホームページやTwitterにてご確認くださいませ。