立命館大学国際平和ミュージアム Kyoto Museum for World Peace, Ritsumeikan University

WEB展示

WEB展示開始にあたって

 新型コロナウィルス蔓延によって、世界中が戦時体制下のようです。このようなことを、昨年の今頃誰が考えることができたでしょうか。最近、日本やアジアのいくつかの国では鎮静化への兆しが見えて来つつあるようにも感じますが、専門家は長期戦を予測しています。いわば、このような臨戦態勢において、私たち立命館大学国際平和ミュージアムも、この緊急事態に対する唯一の防衛策としての休館を余儀なくされました。​
 一定のメッセージ性をもつ平和博物館は、単に一般の皆様や学生・生徒さんたちに見学をしていただけなくなるという寂しさだけではなく、メッセージの発信活動を封じられたような苦しささえ感じています。その一部でも取り除くことができればという考えから、今回WEB展示を試みてみました。同じような境遇にある他の多くの博物館・美術館・歌劇場なども、大なり小なり電子展示や無料ストリーミングを試みています。それは、いわばその施設が持つCSR(社会的責任)の発現であると同時に、戦争は文化の終焉であってはならないという認識の下に、危機に積極的に抗していく力の発露であるともいえましょう。​
 現在世界中で文字通り死闘を繰り広げられている医療関係者の活動には及びもつきませんし、WEBで展示できるものには限りがありますが、少しでも私たちの不断のメッセージをご紹介することができれば幸いです。

立命館大学国際平和ミュージアム館長 吾郷眞一

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