興亜ナカヨシスゴロク
1941(昭和16)年1月1日
『幼年倶楽部』16巻1号付録。絵は大槻さだを。
総力戦体制が本格化すると、日常のあらゆるものが戦争に関連する内容となっていき、その影響は子供たちの玩具にまで及んだ。
この資料から、戦時中の日本では、大人向けのマスメディアのみならず、子ども向けの出版物や玩具にも、当時の世界情勢や政策が反映されていたことがわかります。少しずつ戦争に組み込まれていく子どもたちの姿を、こうした資料から読み取ることができるように思います。情報や教育が、人々の意識に与える影響の大きさを改めて感じさせられます。
ミュージアム学生スタッフ 青島繭
参考資料:センシャガッセン
1941(昭和16)年1月1日
『幼年倶楽部』16巻1号付録。「興亜ナカヨシスゴロク」の裏面で、コマを戦車と大砲に見立てた2人用のボードゲーム。交互にコマを進めていき、先に相手の陣地(上下の端にあるお城)に到達した方が勝ちとなる。